2003 温石の料理

弥生


冬から春にかけて 貝類が美味しくなってきます。
馬刀貝を焼き、山菜のウルイと和えてみました。
馬刀貝を焼いてからレモンをかけておくと味が引き締まります。
この時期 ウルイの代わりに花わさびなどでも美味しくいただけます。
この写真いかがですか?このページの写真の中で一番のお気に入りです(^^;
料理にピントが合っていて器がちょっとボケて・・・
カメラはいつもの SHARPmpeg-4
いつもこんな風に撮れたら良いんですけどね・・・  


鯛の潮仕立ての椀です。
脂がのりはじめた鯛の潮汁はまさしく五臓六腑にしみわたる感じがします。
生姜のしぼり汁と針葱のやさしい辛さ・山椒の木の芽の香りでキレの良い味に仕上がっています。
鰹節と昆布の出汁にないこの時期ならではの美味しさを味わってみてください。
お椀の蓋の裏に春の遠山の高蒔絵が描いてあります。
季節で色々な蒔絵の蓋を用意しています。
器も料理の一部です。たまには贅沢してみませんか?



鯛と生雲丹の造りです。
今から桜の咲く時期の鯛を桜鯛と呼びます。
体色が鮮やかに輝き、目の上のコバルトブルーが綺麗です。
ふっくらと肥え、お腹には真子、あるいは白子が充実しています。
昔 食べた料理で今でも思い出すのは京都の露庵 菊ノ井さんの
鯛の白子に口子がかかっていた向付です。
口子っていうのは海鼠の卵巣の塩辛です。腸の塩辛が「このわた」。
口子の干した物が「このこ」とか「ほしこ」「ばちこ」。
10年以上前の味を思い出させる料理 その当時強烈なインパクトをいただきました。

浜名湖産の生青のりと浜防風 山葵を添えてあります。
先日 大井川の浜辺の松林に自生する浜防風の様子を見に行ってみました。
まだ風は冷たく防風もまだほんの少し芽がでているだけでした。
ゲートボールに興ずるご老人に何を探しているのか尋ねられ
防風を見せると「あー。浜人参か。昔はいっぱい生えていたなぁ〜。」
昔はそのあたりで「松露」も採れたんだそうです。


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松露  ショウロ科
海岸の黒松林の地中に発生。幼菌は卵形や平たい球形だが、掘り出すと赤紫色に変色する。
内部が白く弾力のある内はコメショウロと称し食用になるが、成熟して内部が暗褐色になったものは食べられない。
日本人が好む独特の風味と歯ざわりをもち、吸い物や煮つけに向く。
春と秋の2回発生するが、昔の産地は序々に姿を消している。小学館 1995版 食材図典より


酒菜いろいろ 
奥から左周りに 鯛の白子 小鮑の雲丹焼き 土筆添え 南鮪の角煮山葵添え
巻海老とツブ貝 菜花と飯蛸の辛子浸し 真ん中は牛蒡と人参のキンピラ 
朱塗りの丸盆に菜花の葉っぱを敷き5種類の小皿で華やかに盛りつけました。
この中で春ならではといいますと やはり飯蛸と鯛の白子でしょうか。
雌の飯蛸は春に胴に子を持ち、その子が飯粒にそっくりなのが飯蛸の名の由来です。
写真の蛸は雄でしたので子はなかったのですが(^^;
足を半生に焚いてありますので、プチッとはじける噛みごたえが楽しめます。



桜鱒の時期になってきました。
マスとは言ってもサケ科だそうで、漁獲量はサケ科の中でもっとも少ないそうです。
三陸から青森 ぐるっと回って秋田 新潟あたりで水揚げがあります。
脂の乗った鱒は皮も柔らかで身もしっとりとしています。
タラの芽の天ぷらを添えてみました。

和幸での修行時代 最上川とか神通川の川鱒っていう鱒を見たことがありました。
海の鱒に比べると川の鱒は腹がでっぱってないとオヤジさんが言っていた記憶があります。
浅い川では腹はじゃま ということだったのでしょうか。
値段も驚くほど高価でしたね。
 


福岡産竹の子と羽田沖穴子 絹さやの炊き合わせです。
桜の柄の蓋向こうを今年初めて使ってみました。
昨年は桜の開花が早くて4月の花見時には花が散ってしまいましたが
今年は例年並みのようです。焼津では木屋川土手の桜並木。
川の上に桟敷を設け 夜桜を肴に酒を飲む。 
こんな光景が毎年見られます。 羨ましいかぎりですね。

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