2003 温石の料理

葉月

 

朝茶の料理をご覧いただきます。
朝茶は夏場 涼しい内に催される茶事で早朝(6時頃)から始まります。
向付も生ものは避け、魚の一夜干しなどがよく使われます。
上の向付は鮎を一夜干しにし火取り、おろし和えにし、
蓼酢をかけてあります。



折敷が持ち出された後、香の物 酒と続き、
次に人数分よそい入れた飯が出されます。
飯の上に赤紫蘇の芽をふりかけてあります。
この後、味噌汁の替えがあり、煮物椀が出された後
もう一度 今度はたっぷりの白いままのご飯が出されます。


1度目の飯器のあと汁替えに続き煮物椀が出されます。
朝茶の時にはあっさりした具の煮物となります。
京都ゆば泉製の くみ上げ湯葉 と 巻海老 三つ葉 山葵の薄葛仕立てにしました。
くみ上げ湯葉というとドロリとした湯葉を連想しますが
この湯葉はくみ上げと引き上げの中間でしょうか
切り分けても形が残っているので汁物にも使えます。


2度目の飯器の後 預け鉢が出されます。
江戸切り子の鉢に 小芋 鰻 隠元豆の焚き合わせを盛り込みました。
鰻は大井川 共水の鰻です。
この鰻はクセや水っぽさがない上品な味で
俺はうっなっぎっ!と主張?しませんので(笑)
炊き合わせた他の素材の持ち味を損なうことがありません。
ただ鰻の蒲焼き単体では物足りなさがあるかもですね。


打ち胡瓜と椎茸 クラゲの胡麻酢和えです。
胡瓜は板ずりし、縦に割り、サナゴ(種子)を取り除き、
小口から厚めに切り、塩を当て、しんなりしたら水でさらして塩を抜きます。
塩気はちょっと残しておいて下さい。
干し椎茸をもどし、甘辛に焚いて刻みます。
クラゲは塩を抜き、さっと霜降りしてください。
あたり鉢にて胡麻を荒くあたり、煉り胡麻もちょっと入れ
薄口醤油 酢 煮きり酒であたりをつけ
良く絞った胡瓜と椎茸 クラゲを和えてください。

 


本日の主菓子は朝顔のイメージです。
白いところは白餡 赤いところは山桃の砂糖漬けの汁
寒天で重ねて寄せてあります。
朝顔の葉っぱをあしらってもいいですね。